お久しぶりの投稿です。薬膳・漢方・中国茶をご紹介する「花於菟(はなおと)」です。
今回は「白キクラゲ」をご紹介します。
白キクラゲは、薬膳食材(生薬)として「銀耳(ギンジ)」と呼ばれています。
これからの季節、乾燥や便秘が気になるかたにおススメの一品。肺を潤す作用があり、喉や胃などの粘膜、皮膚、大腸などを保湿し、乾燥からの肌荒れ、咳、便秘などの予防にもなります。また食物繊維が豊富なため、栄養学的にも嬉しい作用が盛りだくさん。
秋は、五行の思想で言えば、色は白、気候は乾燥の燥、五臓は肺、六腑は大腸、五官は鼻、五体は皮膚という繋がりがあり、まさに粘膜系が乾燥する時期でもあり白い食べ物(芋類や梨、小麦、大豆や杏仁など)が体にも優しい季節となります。
そのことから白キクラゲは秋に最適な薬膳食材なのです。
【白キクラゲ】
無味無臭ですので、スープに入れてもプルっとして美味しいですし、炊き込みご飯でも、炒め物でも合います。またサッと湯通ししてサラダや和え物にしても、何でも使えます。
乾燥の季節を乗り切る一品に、生薬「銀耳(ギンジ)=白キクラゲ」、ご家庭におひとついかがでしょうか?
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