花於菟〜はなおと〜です。
今回は「季節の薬膳」について、それぞれの食材とメニューを一部ご紹介します。
生薬もご紹介しますが、煮物やスープなどに通常の食材と同じように入れて調理出来る物が多いです。チャレンジされるかたはぜひアレンジを加えてお楽しみ下さい。
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〈春〉の薬膳
【養陰補肝】肝に栄養を補う
食材: 貝類、ニラ、豚肉などや、酸味あるもの
生薬: クコの実、サンザシ、白キクラゲなど
メニュー例: シジミの味噌汁・ニラ豚・白キクラゲと春キャベツの酢の物(※白キクラゲは水に戻して使用します)
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〈夏〉の薬膳
【補陰養心】心をいたわる
食材: ウリ科の野菜、発酵食品、牛乳など
生薬: ハトムギ、ナツメ、リュウガンなど
メニュー例: ナツメのヨーグルト和え(※ナツメは先に湯で戻します)・ナスと冬瓜の味噌汁
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〈秋〉の薬膳
【培陽潤肺】肺を潤す
食材: 梨、栗、レンコン、大根、サツマイモなど
生薬: 白キクラゲ、山芋、紅花、クコの実など
メニュー例: 根菜類(イモ,人参,大根など)のポトフ・サンマ(大根おろし、シソの葉添え)・レンコンと山芋のお好み焼き(※ここでの山芋は乾燥した生薬で「サンヤク」と呼びます)
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〈冬〉の薬膳
【補陽温腎】腎を温める
食材: きのこ、牛乳、赤身肉、木ノ実など
生薬: 冬虫夏草、紅花、ナツメ、リュウガンなど
メニュー例: 牛肉の赤ワイン煮込み・きのこのクリームシチュー・ナツメとリュウガンのコンポート(冬虫夏草や紅花はメニューに混ぜ込めます)
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簡単ではありますが、「花於菟〜はなおと〜」からでした。
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