薬膳というと薬臭いイメージがあるかと思いますが、使う生薬や食材で大きく変わります。
今回は少しだけ、デザートに向いたもので使いやすい食材をご紹介いたします。
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体を温める食材。ほのかに甘く、鉄分やカリウムに富み、精神安定や造血作用があります。そのまま食しても美味しいですし、シロップ漬けにして杏仁豆腐などのトッピングに使用したり、薬酒にしても効果が得られます。
強壮作用や健忘症への効果があります。貧血予防にもなり、貧血の人はナツメと一緒に食べるとより良いです。こちらもシロップ漬けか、甘煮などが食べやすいです。生薬は乾燥状態ですが、生の果肉はブドウのようにジューシーで、こちらもお勧めです。
お釈迦様の花である蓮。その枯れた後に出来る実が、薬膳食材となります。滋養強壮効果や、月経痛・イライラなど婦人科系への症状や胃腸障害に効果があります。ほんのり甘みがあるため、柔らかく煮込んだものを、焼き菓子などに入れると食感を楽しめます。
楊貴妃の愛したという食材で有名。とても栄養価が高く、亜鉛も豊富。不老長寿の実として食されてきました。ほのかに甘みがあり、クセもないので、スイーツだけでなく様々な用途で活用できます。スープや炊き込みご飯でもいいですし、デザートには、水で戻してヨーグルトやグラノーラなどに混ぜたり、スイーツのアクセントとしてトッピングに仕えます。お茶にも浮かべると華やぎます。※1日10粒以上は食さないほうが良いです。蜂花粉とMIXしても綺麗です。
***お茶としてもトッピングとしても***
【菊花(キクカ)】
抗菌・抗炎症作用があり、デトックスに用いられます。砂糖漬けもハーブディーにしても美味しいです。カモミールの香りでリラックスできます。頭痛鎮静や、精神安定効果もあります。お茶にする際には、単品でもいいですし、下記のマイカイカと一緒にまぜても香り高いです。
【マイカイ花(マイカイカ) 】
ハマナスの花蕾。お茶にすれば薔薇の芳香があります。水中では花がひらき、見栄えも美しいです。トッピングに活用できるだけでなく、自律神経を整え、気の巡りを良くし、婦人科系の症状の緩和効果を得られます。コンポートにしても美味しいです。
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以上、おおまかでしたが、デザート向きの薬膳のご紹介でした。
花於菟では他にも薬膳・漢方・中国茶のご紹介をしています。ぜひご参考ください。
バイナビからも確認できます。
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